食いしばりと猫背|顎の癖が姿勢や不調に及ぼす影響とは?

食いしばりと猫背|顎の癖が姿勢や不調に及ぼす影響とは?

はじめに:こんなお悩みありませんか?

  • 朝、顎が疲れている

  • こめかみが痛い

  • 首・肩がこる

  • 姿勢が悪く、背中が丸くなる

  • 気づくと歯を噛みしめている

その原因、実は 「食いしばり」 かもしれません。
食いしばりは顎だけでなく、猫背・肩こり・頭痛など、全身の不調に広がる特徴があります。


食いしばりとは?

本来、上下の歯は 1〜2mmほど離れているのが正常 です。
しかし、ストレス・姿勢不良・集中時の癖などにより、
無意識に強く噛みしめてしまう状態を「食いしばり」と呼びます。

日中の食いしばりは気づきにくい

とくに以下の場面で起こりやすい傾向があります。

  • デスクワーク

  • スマホ操作

  • 運転

  • 家事

  • 歩行中・考えごと中

人によっては 1日中ほぼ噛みしめている こともあります。


食いしばりで起こる体の変化

食いしばると、顎周囲だけでなく全身に負担が広がります。

  • 顎まわりの筋肉が緊張

  • 首が前に出る(ストレートネック傾向)

  • 肩・背中が張る

  • 呼吸が浅くなる

  • 自律神経が乱れ疲れやすくなる

その結果、姿勢の崩れや猫背へつながっていきます。


力むと視線が下がる「ルックダウン」現象

食いしばりで力が入ると 頭が前に倒れ、視線が下がる ことがあります。
これを「ルックダウン」と呼びます。

視線が下がると起きること

  • 集中力の低下

  • 視線がぶれて安定しない

  • 気持ちが沈みやすくなる

  • 防御姿勢になり疲れやすい

顎の力みは、姿勢だけでなく“心の状態”にも影響を及ぼします。


頭が下がる → 猫背 → 姿勢悪化

食いしばり → 頭が下がる → 背中が丸くなる
という流れは、とても自然に起こります。

身体への影響

  • 首こり・肩こり

  • 背中の張り

  • 呼吸が浅くなる

  • 疲労感が抜けない

精神面への影響

  • 気分が沈みやすい

  • イライラしやすい

  • やる気が出にくい

姿勢の悪化は、肉体面だけでなく精神面にも負担を与えます。


食いしばり改善で姿勢も良くなる

正しく顎を使えるようになると、全身の緊張が取れ、姿勢が自然と整います。

  • 顎・首・肩の力みが取れる

  • 呼吸が深くなる

  • 視線が自然に前へ向く

  • 背すじが伸び、胸が開く

  • 気持ちが前向きになる

顎がゆるむと、姿勢と心が整う。
これは治療の現場でも多く見られる変化です。


日中に食いしばりを防ぐ3つのポイント

1. 舌全体を上顎につける

舌の先ではなく、舌の広い面を上顎に軽く吸い付けるように置きます。
これにより顎の力みが自然と抜けます。

2. 唇を軽く閉じる

歯を噛み合わせるのではなく、唇だけ閉じる のが正しい位置。
歯は1〜2mm離すのがポイントです。

3. 鼻呼吸をする

鼻から吸い、鼻から吐くことで、
顎・首・肩の緊張がほどけ、食いしばり予防につながります。


まとめ

食いしばりは「顎だけの問題」ではなく、
姿勢・呼吸・自律神経・気分にまで影響を与えます。

正しい舌の位置・唇の閉じ方・鼻呼吸を意識することで、
日中の食いしばりは大きく改善できます。

タナカ治療院では、食いしばりからくる姿勢の崩れや全身の不調に対して、
患者さんの状態に合わせた施術を行っています。
「もしかして私も…」と思った方は、お気軽にご相談ください。

院長 田中英之監修

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