気象痛・天気痛と自律神経・・1

最近話題になっている「天気痛」という言葉をご存じですか?

大気の状態が非常に不安定です!南の海上に大型で非常に強い台風が発生しました!爆弾低気圧が通過します!・・・こんなニュースが増えていますね。

最近は天気の移り変わりがとても激しくそれと同時に「頭痛」「耳鳴り」「吐き気」「倦怠感」などを訴える方もとても多くなりました。これらの症状は天気の変化が体に悪影響を及ぼしたために起こる症状ですので「気象痛・天気痛」と呼ばれています。

天気の変化と体への影響

天気の変化の中に「気圧」の変化があります。よく天気予報で970ヘクトパスカルなどと聞くと思いますがこの「ヘクトパスカル」が空気の圧力(気圧)を表す単位です。ちなみに物理で習うパスカルの原理のあのパスカルからきています・・・
天気の良い時は約1000ヘクトパスカルと言われますが台風などは970ヘクトパスカルなどと言って天気の良い時より30ヘクトパスカルも低くなります。これが体に与える影響を重さ的に言うと1平方メートルあたりなんと300キロも低くなってしまいます!
(ちょっと分かりずらいですね…山の上でポテチの袋が膨れる感じです…)このような変化が急激に起こると体は急に膨れていまうような状態になり血圧のコントローが出来なくなってしまいます。

血圧と自律神経

健康な人の血圧は120/80mmhgとされ通常血圧は体や外の環境が変わっても常に一定の数値になるよう調整しています。この調整役が「自律神経」です。自律神経は自分の意思とは関係なく働く神経の事で呼吸や体温、血圧、心拍、消化など生きていく上で欠かせない生命活動を24時間365日、休むことなく働き続けています。血圧は気圧による影響がとても大きく自律神経は常に気圧の変化に対応しています。

耳は気圧センサー

気象病体には痛みや温度などの刺激を感じる器官があり、気圧の変化を感じる器官は耳です。耳は外耳、中耳、内耳に分かれていて気圧の変化を感じるセンサーは内耳にあります。
内耳で感じ取った変化は脳に送られ自律神経に刺激が入ります。緩やかな天気の変化や自律神経の働きがスムーズな時は特に気圧の変化を自覚する事はありませんが、急激な天気の変化に気圧にセンサーが追い付かなかったり自律神経自体が疲れていたりすると自律神経の働きに異常が出て体に様々な症状が出てきます。

後半は、気象痛・天気痛になりやすいタイプ、セルフケアのしかたなどです・・2に続きます

著 タナカ治療院 院長田中英之

関連ページ

自律神経の不調について

清須の鍼(はり)整体ならタナカ治療院 診療時間

ご予約・お問い合わせはお気軽に

Tel052-400-0959

Tel052-400-0959
タップして電話する

〒452-0933 愛知県清須市西田中松本69
名鉄新清洲駅、JR清洲駅から徒歩27分(車7分)

ページトップへ戻る